基本・・・というかガンプラしか作りません。

小学生のころから作っている一番キャリアの長いもの

私にとって、おそらく「ガンプラ」というのは<人生のすべて>といっても過言ではありません。いまでもガンプラが一番好きですし、これがなければ、私のアイデンティティが壊れるといってもいいでしょう。

最初は小学生の時です。「1/60 ガンダム」でした。あの時買ってもらった理由はとうに忘れてしまいましたが、「意味不明なパーツをランナーから切り取って、組み上げていくとカッコいいロボットが完成する」あの感動は今でも忘れていません。あれからどれだけのガンプラを作ったでしょうか。数えられません。

作ることから 改造(改色)することに萌え出す

小学校高学年からになると、改造をしだします。しかし、私の場合は「着色(カラーリング)を変える」というのが専らでした。金色のガンダム。クリアレッドのガンダム。。。

モールド掘りとか、成形は全くと言っていいほどやりませんでした。色塗り専門です。

やるだけやって、どんなに想像を働かせて自分なりの色を着色しても「これは傑作!」と唸ったものはありませんでした。やはり、そのMSのカラーリングには、それぞれ理由があり、それぞれの効果を発揮しているのだと実感しました。

とにかく、ビッグモデルを!!

高校の頃になると、とにかく大きさサイズのガンプラを作りたいという衝動に駆られました。

当時は1/60サイズのガンプラが多くありました。多少お金がかかっても、頑張って小遣い貯めて買ってました。ビッグサイズにはビッグサイズの圧巻があります。ちょっとドライブラシみたいな手を加えるだけで、壮大なMSがそこには出来上がります。

この想いは今でも変わりません。「基本、より大きなサイズを」が私のガンプラ欲です。

大人になって、エアブラシに手を染める

エアブラシを手にしたのは大人になってからでした。エアブラシ。これはすごいです!

小さなころから俗にいう「色塗り」が大好きだった私にとっては、エアブラシは格好のおもちゃです。こんな楽しい物はありません。

アトリエを新設し、ブースを用意して数多い塗料を目の前に並べ「どの配色がベストか」と悩む瞬間。

最高の至福が私を満たしてくれます。

より設定どおりに。より構想に近く

数々の経験・思考を基に、現在のモデル製作の基本となっているのが、「より設定どおりに。より構想に近く」というものです。各々MSには特殊な装備・特殊な効果・特殊な歴史を持っています。

・長年、洞窟で眠り続けてきたMS

・起動と同時に、表面が変色するMS

・誰かが誰かのために、丹精込めて仕上げたMS

そのMS、そのMSがもつ概念やエピソードを鑑み、現実にそのMSが存在した場合、どんな格好で、どんなカラーリングで、どんなふうに目に移るか。それが今、私が製作するにあたって重要視している部分です。

私の製作記はこれが基です。

「より設定どおりに。より構想に近く。」とことん考え抜いて、色を選別し、得意な着色で表現する。仕上がるまで考えに考え抜くこの所作。他から見れば、それを「妄想」というらしいです。

目次